セカイノオトコ

某国在住30代ゲイによる世界の男との忘備録

ヨルダンのハマムで会ったイラク人留学生

数年前、ヨルダンの首都アンマンを歩いていると、たまたまハマムと呼ばれる公衆浴場を見つけた。

扉をノックすると店主が出てきて、中に入れてくれたかと思うと、また鍵をした。厳重に管理をしているようだ。これはなにか怪しいところなのか?と逆に期待でワクワクする。

地下へと続く階段を降りていく。清潔感はなく、薄暗くて、でも艶かしい雰囲気が漂ってるわけでもない。鍵をくれた店主がここで服を脱ぐよう指示して、ハマムの利用方法を簡単に教えてくれた。夕方だったが、地元の利用者が数人いるぐらいだった。

 

体を泡で洗うところとお湯で流すところと分かれていて、お湯で流すために横の部屋に移動した。すると白髪で小太りのおじさんも入ってくる。あまり清潔感がない見た目だ。そして局部を露出してきた。

「やっぱりここはそういうところだったんだ」と嬉しい気持ちと、でもこんなおじさんとそんなことする気はないという複雑な感情が入り混じる。

次に入ってきたのは背の高い、20代後半ぐらいの青年だ。体は細いが、顔はとにかくかっこいい。中東にしては薄い顔だけど、鼻筋が通っていて、上品な雰囲気をたたずませていた。

簡単な話を交わすと、すぐ触り合いになった。胸毛がセクシーだ。既に彼のモノはギンギンに。そして彼のモノを握ると、太い!こんな太いモノは見たことがないほど。もちろん触ったこともない。横に太いというより下に太い感じ。挿れてこようとしたけど、そんな太いの入るわけないので、結局手コキで2人で果てた。

 

意気投合して話をすると、彼はヨルダン人ではなくイラク人。昔、ニュースで聞いたことのある激戦地の出身だ。医学を勉強するために留学しにきているとのことだった。彼にまとう上品さはそういうところからきているのか。

 

一緒にハマムを出ると、ホテルに来たいと言う。どうしても挿れたいみたいだ。挿入は無理だけど、彼ともうちょっとイチャイチャするのはまんざらでもないので、ホテルまで連れていった。しかし、ホテルの従業員が宿泊者以外の入室禁止ということで、結局近くのカフェに行って、ハンバーガー食べてシーシャを吸った。忘れられないアンマンの夜。